![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/download_resize_jpg-2-300x202.png)
イラスト:織田博子
記事作成:織田博子(記事一覧)
食を旅するイラストレーター/マンガ家。
「世界家庭料理の旅」をテーマとして、ユーラシア大陸一周半旅行に行ってきました。
池ブルックリンでは絵と食べるの担当。
公式サイトはこちら
マンガ「世界を旅する母ちゃん 駒込で子育て」(しろいぶた書房)、旅のコミックエッセイ「女一匹シベリア鉄道の旅」、「女一匹シルクロードの旅」、「女一匹冬のシベリア鉄道の旅」「女一匹冬のシベリア鉄道 特製余録」「北欧!自由気ままに子連れ旅」「世界家庭料理の旅」「世界家庭料理の旅 おかわり」(イースト・プレス)出版。
Contents
池袋ローカルゲートの魅力
池袋ローカルゲートがそろそろ終わろうとしている。
この1ヶ月、一参加者だった私は、この企画に熱中し、人に話しまくり、足しげく通って、いすわって絵を描いたり、人と話したり、子供と遊んだりした。
つまり、ここでダラダラずっとすごした。
この企画のすごいところや、おもしろかったところについて、まとめてみたいと思う。
池袋ローカルゲートとは
JR池袋駅東口・びゅうプラザ跡地にできる期間限定(3/8〜3/29)のコミュニティスペース。
池袋界隈の個性あるコミュニティや拠点が日替わりで登場。
池袋ローカルゲートのすごいところ
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/CC959B05-33A2-4950-B05B-848E7948C833-300x225.jpeg?_t=1585390286)
東京感動線のパンフレット
1.立地
池袋駅の中(徒歩30秒)の、ふつうはチェーン店とかのテナントが入るようなところ。
アクセスはばっちり、たくさんの人が足早に行き交う場所。
しかもこのご時世、コロナのせいでいろんな生活が滞り、これを書いている3/28(土)は外出自粛要請が出て、西武百貨店、PARCOも臨時休業。
そんなところに、まちの寄合所のような、大学のサークルの部室のような、ゆったりとした雰囲気でいつも開いている。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/7A585142-4E48-43CF-AF1E-301C96704857-300x225.jpeg)
とつぜん始まるラジオ
2.まちの人が作っている
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/145A753B-A2C1-4BEF-BB71-629009645C1D-e1585389878776-225x300.jpeg?_t=1585389882)
日本たまごかけごはん研究所さんのしょうゆとたまご
コロナの影響で、イベントの開催が自粛になったため、まちの人の物販が中心となっている。
まちの人が手で作った、量販店では見つけられない、愛情たっぷりの品があふれている。
ここに来ると、「あっ、この品、ほしかったけどなかなか買いに行けなかったやつだ」となって、めちゃくちゃたくさん買ってしまう。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/A9910A93-007C-4E77-816B-9D124C5F521B-e1585389462609-225x300.jpeg?_t=1585389466)
スタジオペペさんのアップサイクル製品のバッグ
ここで売ってるのはものではなくて、まちの人の心意気のような気がする。
忘れちゃうけど、ここは池袋駅の中だ。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/4468327C-F50D-4309-B40E-44634BC85ABF-e1585389700716-225x300.jpeg?_t=1585389704)
ツクモルさんのどうぶつホイッスル
3.いつもだれかいる
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/3AFEFA03-5DA3-4DF4-969A-C19D1E1034B0-e1585388801349-225x300.jpeg?_t=1585389637)
この日は駒込の人が集まり、ミニ駒込になっていた
一番いいことは、ここに来ればだれかがいて、まちの話をしたり、会いたかった人がいてあいさつできたり、ぜんぜん知らない人に出会えたりするところ。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/58B18F6F-6CD3-48D6-828E-028D6173C5EA-300x225.jpeg?_t=1585390175)
くりころんさんのお菓子
インターネットでなんでもできる世の中だとみんな思ってた。
でも、このコロナ騒ぎで家に閉じ込められて、「あ、なんもできないや」ってなった。
そんな時に一番たよりになるのは、身近にいて、会えて、話せる人だと気づく。
みんなやっぱり、顔を知ってる人と話したり、遊んだり、仕事をしたいって思ってる。
そんなとき、ここに来れば、話し相手も、情報交換も、新しい友達にも会える。
中島明さんに聞いてみた
ーまだ終わってないけど、この1か月弱を振り返ってどうでしたか。
お菓子を販売している人が、肩が凝ったから、地元の人にマッサージを頼む。
自分の作った作品を販売している人が、他の人の作品を買う。
ローカルでお金がグルグル回っていく感じが面白かった。
池袋ローカルゲートを通じて、豊島区のいろんな街へのゲートを開いてほしい。
まちに行くのは、人に会いたいから行くんですよね。
まちの人との出会いが多く生まれたイベントでした。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/1BD23856-56B5-478B-A8E8-5AFA6D45AED4-300x225.jpeg?_t=1585390205)
eofmさんの服
中島さんを手伝っていた、草開さんに聞いてみた
ー一言で表すとどうですか
合コンみたいだなって。まちの人同士がここで出会って、新しいものが生まれていった。
自分自身、このような大規模なイベントに関わるのが初めてだったけど、いろんな人のいろんな面が見えて、それも出会いだった。
あと、差し入れをたくさんいただいて、太りました。たくさん差し入れありがとうございました。
池袋ローカルゲートがあるまちの豊かさ
ふつうは大企業が入るような立地のスペースで、1か月間まちの人が自分たちで場所を作った。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/F2CF5446-412E-4D92-8C13-4BD67532A7FA-300x225.jpeg?_t=1585389338)
文字通り、手作り。味気ない壁を布で覆い、人工芝を敷いて居心地のいい空間に
10億円の商品が搬入されたり、マスクを作ったり、ラジオを作ったり、まちの人たちの力でとても個性的な空間になっていった。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/20939072-29D8-4303-969A-4F1832BABB7C-300x225.jpeg?_t=1585389990)
10億円の商品と、足りなさ荘(かみいけ木賃文化ネットワーク)の山本直さん
JRの社員さんたちも、仕事中に見に来るのはもちろん、プライベートでも来ていた。
大人たちが一生懸命、遊んでいるのを見て、子供たちも楽しんで反応していた。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/706614C5-AB69-45EA-9979-EEFC1AB945D5-e1585389813799-225x300.jpeg?_t=1585389818)
けん玉を全力でする大人と、尊敬のまなざしを向ける子供
まちの人たちが全力で遊んだ場所。たった1か月だったけど、このまちが面白いって一目でわかる空間だったし、
このイベントがこのまちをさらに面白くした、と思う。
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/89931394_836545946844458_6792233797845778432_o-225x300.jpg)
池ブルックリンは、豊島区に多く住むイスラム教徒の人たちが食べているものを紹介&販売しました!
![](http://ikebrooklyn.jp/wp-content/uploads/2020/03/90391940_836545976844455_1684918857086533632_o-225x300.jpg)
南アジアの歯ブラシは、木の根。