トークイベント「気持ちが楽になるこそだて術~インドのびっくり子育て事情~」(2019/9/4)に参加してきました!

「ありえない!」の連続!インドで出産体験記

こんにちは!0歳と3歳を子育て中のマンガ家、織田博子です。

育児をしつつ仕事をするのは、体力的にも精神的にも大変なもの。
我が家では8月に娘が入院し、心身ともに疲れ果てていました。

ちょっとリラックスしたい!と思っていたので、

「Ryozan Park Preschool こそだてビレッジ」(豊島区南大塚)さんで行われたトークイベント「気持ちが楽になるこそだて術~インドのびっくり子育て事情~」に参加してきました。


記事作成:織田博子(記事一覧
食を旅するイラストレーター/マンガ家。
「世界家庭料理の旅」をテーマとして、ユーラシア大陸一周半旅行に行ってきました。
池ブルックリンでは絵と食べるの担当。
公式サイトはこちら

マンガ「世界を旅する母ちゃん 駒込で子育て」(しろいぶた書房)、旅のコミックエッセイ「女一匹シベリア鉄道の旅」、「女一匹シルクロードの旅」、「女一匹冬のシベリア鉄道の旅」「女一匹冬のシベリア鉄道 特製余録」「北欧!自由気ままに子連れ旅」「世界家庭料理の旅(イースト・プレス)出版。


 

インドのすごさに圧倒されつつ、なぜか元気になれるイベントでした

「インドで子育て」というインパクトありすぎなタイトルに惹かれ、とても楽しみにしていたイベント。
インド好きな私は、4回ほどインドを旅したこともあり、「私はインド耐性はついている!」と自負していました。

が…

想像以上に過酷すぎて、正直途中から「これ以上聞きたくない…インドの出産すごすぎ…」状態に。

なのに、イベントが終わった後、なぜかすごく活力がわいてきて、「今日からまた子育て頑張ろう!」という気持ちに。

とっても素敵なイベントだったので、レポートしたいと思います。

インドで出産を決意した、カーン未花さんの体験

登壇者は、カーン江夏未花さん。笑顔がとっても素敵で、ポジティブ思考の塊みたいな人です。


未花さんのプロフィール

株式会社Ankur代表。妊娠出産まではエステの会社で正社員として働いていたが、長女が1歳の時に独立。会社は今年で7年目。

モノづくり好きで、メヘンディアーティストであり二児(7歳と2歳)の母であり、セラピストであり、駒込にある「ムガルカフェ」という、ビリヤニが美味しいインド料理屋の妻でもある、と色々な顔を持つが、理念は同じ。「人と同じじゃなくても良い。やるならとことん真剣に楽しむ。」

 


「一人目は日本で出産したから、二人目はインドで出産して、二つの国の文化や産前産後ケアなどの違いを知ってみたい!」という動機で、インドで出産に挑んだという未花さん。

「知ってみたい!」と思うのはなんとなくわかるんですが、「じゃあ出産しよう」ってなるのがすごすぎです。

異国の地で大出血

日本でも多忙な生活をおくりながら、インドで出産する準備を整えていく未花さん。

満を持してインドに到着。

インドの安宿のような、簡素すぎる産院にびっくりしたという未花さん

しかし、「これからバースプランを打ち合わせしよう」という時に、まさかの大出血。
未花さんは、泣き叫ぶ義理の姉をなだめながら(?!)、血をダラダラ流しながら、インドの街の細い道を行き、サイクルリキシャー(自転車タクシー)で病院へと向かう最中、なぜか笑えてしょうがなかったのだとか。

インドならではなトラブルに巻き込まれつつ、お子さんを出産された未花さん。
インド到着2日目に出産、という、ものすごい体験になったそう。

しかし、本当に大変なのは産後でした…

産院での食事。ターリー(大皿)式なのがインドっぽい。出産当日からスパイスたっぷりカレーなのだそう。

という、30分聞いただけでもう「これ以上聞きたくない…インドの出産たいへんすぎる…!」となるエピソード満載なのですが、
未花さんの「なんか私の想像と違うけど、おもしろーい!」という超前向きな意見とユニークな着眼点で、「怖いけど、面白い!もっと聞きたい!」と思わせてくれるのです。

おいしい本格インドカレーつき

未花さんの旦那さんで、駒込でムガルカフェというレストランを運営するカーンさんが、おいしいカレーを会場にもってきてくれました!

未花さんが「おすすめのカレーはありますか?」と聞くと
「おすすめは、全部です。食べてみたらわかりますよ」と、カッコイイ言葉を残して去ったカーンさん。

私が頼んだのは、「ダール(豆)カレー」。産婦さんが食べる最初のカレーで、母乳の出が良くなるのだそうです。

大きいナンと、サラダ付き。
ダールはシンプルな味わいゆえに、スパイス遣いが決め手となるのですが、
このカレーはスパイスが非常に上品でおいしかったです。

イベント終了後、なぜかすごく元気になった

2時間に及ぶトークイベントでしたが、まるでインド映画を見ているようなジェットコースター感だったため
あっという間に終わってしまった感じがしました。

情報量たっぷり、「ありえない…!」の連続でへとへとになったかと思いきや、
会場を出た時、すっごく元気になった気がしました。

ダイナミックなインドの出産・子育ての話を聞くと「自分の悩みがちっぽけに感じる…」と思えたことが大きかったのかも。
「朝起きたら、赤ちゃんと過ごしていた部屋が冠水していた」という話を聞いた後だと、
「息子が野菜を食べない」っていう悩みは小さく見えてしまう。

それに、「インドの子育ては、日本の子育てとは全く違っているけど、インド式のマナーや愛情や考え方にのっとっていて、心から母子を大事にしているのが伝わってきた」という未花さんの言葉。

未花さんの前向きな「文化の違いを体験し、受け入れてみる」という姿勢ってすごいな、素敵だな、見習いたい。と思ったことが大きかったかもしれません。

「そもそも、なぜインドで出産しようと思ったのか」というフリップを掲げる未花さん。力作のフリップは、未花さんの務めるエステサロンの店長が頑張って作ってくれたものだそうです。

豊島区は10人に1人が外国籍という、超国際都市です。
「違うことを拒絶する」よりも、カーン未花さんのように「違うことを受け入れてみて、面白がってみる」という考え方は、
これからの社会を生きていくうえで大きなヒントになるのではないでしょうか。

ちなみに、未花さんは「この会では、全体のエピソードの1/3しかお話しできていません。もっと聞きたい方、いつでもどこでもお話させていただける場所があるなら行きます!」

と、意気込みを語っていただけました。
「…まだあるの?!!?」と思いつつも、続きも気になります…!

未花さんの連絡先はこちらです。

気になる方、イベントを開催したいと思っている方はぜひお問い合わせしてみてくださいね!

カーン未花さんのイベント予定

↓すでに席残少だそうです。気になる方はお早めに!

インドの怪談話@駒込(2019/9/20)

イベント詳細はこちら

【インド人によるインドの怪談話 〜インドの怪談ってどんなんだ?〜】 駒込の方々とコラボバージョン!

9月20日金曜日18:00〜20:30

場所:Medic room(文京区本駒込6-15-18 creation六義園10階。ロケーション最高です)

費用:3500円

①六義園の森を見渡す屋上テラスで、
②ムガルカフェの選べるビリヤニと、
③駒込にある三木酒店さんオススメの美味しいお酒やノンアルコール飲料に(この日は美味しいワインやビールのお代わりも自由!)
④なんと、ハモンドオルガニストの山火彩香さんの生効果音&生演奏付き!】

日本語が上手なインドの人達が話してくれます。

盛りだくさん。

ムガルカフェの選べるビリヤニは、
①チキンティッカビリヤニ
②マトン
③ベジタブル
④シーフードから選んで、ご予約の際にお伝えくださいね。

直前のご予約も若干名なら対応できますが、お早めに(^^)キャンセルは2日前まで。