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「ビール×○○」というテーマで記事を書こうよ!
記事作成:杉江美樹(記事一覧)
千川在住/人材開発・組織開発コンサル・研修講師、立教大学経営
生まれも育ちも仕事も豊島区です!池袋西口のおいしい店ならお任
池袋西口の西池マートで豊島区初となるビール醸造が始まった、という嬉しいニュースに、ビール好きの多い池ブルックリン・プロジェクトメンバーは大興奮!さっそく「ビール特集」として「ビール×○○」をそれぞれ語ろう!ということになりました。
「R&B」で後輩たちとコミュニケーション
「ビール×○○」と聞いてすぐに思い浮かぶのは「ラーメン&ビール」略して「R&B」です(ビールが後にきちゃうけど)。「Rythm&Blues」ではなくて「Ramen&Beer」。
もう10年以上も前のことになりますが、当時勤務していた会社で、私には4人の後輩がいました。
まだ若かった私は、仕事がうまくいくことばかりを考えていて、後輩にも厳しく、何かあればすぐ怒っていました。ましてや、その後輩一人一人がどんな人物なのか、知ろうともしていませんでした。
ある時、残業をしていて帰ろうとすると、後輩たちも残業をしていました。 みんな頑張ってるな、お腹空いてるだろうな、飲みに誘ってみようか、でも、私じゃ嫌がられるかな、もう時間も遅いしな・・・そんなことを思っているうち、「そうだ、近くのラーメン屋に誘ってみよう!」と思いました。
あそこなら安くて私でも後輩にご馳走してあげられる。餃子やザーサイなんかをつまみに一杯飲んで、ラーメンでシメて、さっと帰れば翌日にも響かない。そう思って、ちょっと遠慮がちに声をかけました。
「仕事終わったら、○○屋でラーメンとビール、どうかな・・?」
「いいですね!」「行きましょう!」とすぐに乗ってくれる後輩たち。一緒に行ってみるとみんな楽しそうに仕事のこと、プライベートのことをたくさん話してくれました。
それからというもの、ちょくちょくと残業後にみんなでそのラーメン屋に行くようになり、「ラーメン&ビール、略してR&Bですね!」となり、誰からともなく「今日R&Bする?」というのが私たちの合言葉になりました。と同時に、仕事でのコミュニケーションも格段に良くなったのでした。
その後一年ほどして私はその会社を去ることになり、その時には後輩たちが一生懸命工夫した送別会を開いてくれました。あのとき「R&B」がなければ、こんな関係にはならなかったかも知れません。
その後も「R&B」という言葉を私はずっと覚えていて、一人でラーメン屋に入っては「一人R&B」、出張先では「ご当地R&B」なんてことをFBに投稿。すると「R&Bって言葉、いいね!」という反応をもらいながら、「元祖R&B」を懐かしく思うのでした。
時を超えるR&B
さて、冒頭の「ビール特集」をやるにあたり、「そうだ!久しぶりにあのメンバーで、池袋でR&Bをやろうじゃないか!」と、12年ぶりに後輩4人にメール。彼ら・彼女らの職場から池袋は少し離れているのですが、以前のように「いいですね!」「行きましょう!」とふたつ返事で集まってくれました。
待ち合わせは、池袋西口、立教大学方面の美味しい店が集中するエリアにある石焼地鶏「石庵(いっしゃん)」。開始時間は当時よりずっと早い19時なので、まずは小腹を満たそうと生ビール達人店のこちらで1回目の乾杯を。
12年ぶりに会った彼ら・彼女らは、私からみると当時のまんまでした。新入社員だったOちゃんは今でも私にとっては新入社員の時の印象そのまま。でも話をすると、やっぱり、ちゃんと12年経っているのでした。
「課長になりました。」「子供ができました。」「結婚が決まりました。」
そっか!良かったね、本当に良かった・・・。
話ぶりにも自信が表れていて、昔よりもずーっと饒舌に話すようになっていたりして、なかなかの頼もしさです。
お腹がある程度満たされたところで、いよいよ「R&B」本番。
西口から北口方面へ歩き、「客引きは、100%ぼったくり」という大きな垂れ幕と、いかにも本場の中華食材店などを見て、池袋の活気に驚く後輩たち。
「池袋、すごい活気ですね!」「おもしろーい!また来たい!」「こんなところだって全然知らなかった・・」などと口々に言いながら。
池袋でラーメンの味と人生の味わいを知る
「節骨麺ラーメンたいぞう」( 東京都豊島区西池袋1-24-8江戸半ビル1F)は北口すぐのところにある広いラーメン屋です。テーブル席もあってグループでも入りやすく、ゆっくりできるところです。
ここでさっそく2回目の乾杯を。
そしてここからは結婚することになったOちゃんへの質問大会となり、ワイワイと。
「プロポーズの言葉は?」
「えー。そういうKさんのポロポーズの言葉はなんだったんですか?」
「俺はちゃんとやったよ!かくかくしかじか」
「えー、すごーい!かっこいい!。
「やっぱり結婚してもそれぞれの個室ってあったほうがいいのかな。」
「個室なんている?」
「いや、いるでしょう。」
「そしたら寝るときはどうすんの?」
「それは一緒に寝ないとダメでしょ!」
「いや俺は別でもいいと思うなあ。」
魚介系のラーメンをすすりながら、それぞれの結婚観・人生観のダシが滲み出てきます。
結局、解散したのは23時も近くなってから。
「12年経ってもこうやって会えるっていいですね。」
「また会いましょう!」
去っていく後ろ姿を見守りながら、人生にこういう時間は必要だなあと思いました。
R&B、新しいコミュニケーションのカタチ。
翌日、メールで聞いてみました。
「池袋R&Bってどうだった?」
「ざっくばらんに先輩後輩で懇親するのに、R&Bはぴったり!なんでも言いやすい。」
「深酒になりにくいので、財布にも健康にも優しい。池袋という街の雰囲気にも合っている。」
「ラーメンって日本人みんな好きですよね!池袋には美味しいラーメン屋がたくさんあっていい。」
「池袋 de R&B」は、先輩と後輩をしっかりつなげる架け橋でした。みんな、これからもよろしく。池袋にまた来てね。