Nonsuch(ノンサッチ)

イギリスの伝統的な製造方法で作られた「リアルエール」と心地よい英国ロックが流れるビアパブ、「Nonsuch(ノンサッチ)」に行ってまいりました!

リアルエールについての説明はこちら
※特殊なサーバーから注ぐため、炭酸が少なく、口当たりがまろやかなのが特徴だそうです。


記事作成:板垣有(記事一覧

音楽をこよなく愛す、走るライター。
学生時代は水泳で日本選手権に出場した体育会系。

現在はメディアのゴーストライター、雑誌、本、ムック本などを執筆しています。

フルマラソン完走。

 

 


 

 

心地よい英国ロックを聴きながらビールを楽しめるお店

Cash On Delivery」方式で、カウンターで先に注文し、後に注文したものがテーブルに運ばれてきます。ご覧の通り、英国ロックのジャケ写やポスターでカウンターが飾られています!
90年代ブリット・ポップ周辺が中心です。BlurOasisSuedeThe Stone RosesBjorkelasticaDavid Bowieの写真もありますね!音楽については後述しますが、このお店の名前は“おそらく”XTCのアルバム「Nonsuch」から取っていると思われます(未確認です!)。XTCの分厚い本や来日公演の際のパンフなどが別カウンターに置いてありました。ルーツとして、XTC(メインと思われます)、ボウイ、ポールマッカートニーなどを聴いていらしたのかな?と、それらの本を見て思いました。

Nonsuchさんのビールを紹介します!

ここで、ドリンクメニューを拝見!

まずは「Fullers(フラーズ)ESB」から。こちらは爽やかフルーティなお味。フルーティなビールが好みのかたに。

お次は「いわて蔵ビール」。リアルエールです。飲み口は苦めで、はっきりとした苦味がきた後に、口のなかにまろやかさが残ります。とても美味しかった!

最後に「反射炉ビヤ『太郎左衛門』」こちらもリアルエール。まったくクセのない味で、ビールらしいビールでした。

  

食べ物は「フィッシュアンドチップス」と「牛すじ煮込み」、「鶏の唐揚げ 玉ねぎソースがけ」を注文!

店主さんの音楽の趣向の広さがうかがえる店内BGM

ここで店内BGMと先ほどの音楽の話の続きです。

流れていた音楽は、The Horrors周辺がメインでした。ホラーズの中でもとてもマイナーな曲が流れていたので、ストリーミングか何かかもしれません。途中にヒップホップのSkeptaなども入り、店主さんの普段聴いてらっしゃる音楽の趣向の広さがうかがえました。

ヒップホップに関しては割とメインストリームなものが多かったです(とはいえ白人のヒップホップ好きが聴くものではなく、実際に黒人のかたが聴いていそうなアーティストさん)。“ホラーズ周辺”と一括りにしましたが、総じてエフェクトやらを多用した歪んだギター&ベースで、「シューゲイズが激しくなったかのような」曲が多かったです。他の有名どころとして、Palma Violetもかかっていました。

この店のオフィシャルHPに「オフ・ビートな雰囲気」とあるように、内に秘めた激しさはあってもうるさい曲はなかったです。

音楽雑誌や映画も

店内の一角に別カウンターがあり、音楽雑誌が数十冊置いてありました。雑誌は「ele-king」の冊数が多く、「Music Magazine」、「rockin’ on」、海外雑誌なども。壁一面にポスターやパンフ、来日公演情報などのフライヤーがペタペタ貼られていました。冷蔵庫もこんな感じです。

店内にはテレビ・・というか小さめのスクリーンもあり、映画が流れていましたが、何という映画かわかりませんでした。片隅に置いてあったテレビの裏に、VHSが何本か無造作に置かれており、なかにはThe WhoVHSも。そういえばコースターにはQueenのボヘミアンラプソディー?!こういうビールがあるのか?と、調べてみたら本当にありました・・!!

https://www.barks.jp/news/?id=1000122591

アーティストさんがビールを発売するのが流行っているようです!アイアン・メイデンだけではなかったのですね~(個人的なイメージではアーティストさんのビール=アイアン・メイデンのビール)。苦笑・・。

「英国ロック」と聞いて思い浮かべるアーティストは人によって様々。ブリット・ポップと同時代でも、Radioheadを聴いていたかたもいらっしゃるでしょう。はたまたその前のビートルズやプログレやパンクに傾聴し、そちらこそ英国ロックだというかたも。自分はブリット・ポップがリアルタイムの世代でスウェードの「Coming Up」を擦り切れるほど聴きました。ちなみに「Nonsuch」の店主さんは41歳だそうです。席に置いてあった「池袋 お仲間 紹介本」に記載がありました♪

いろいろな曲が流れていましたが、「オフ・ビート」といっても実際にはそんなに風変わりだったり外れていたりといった風には感じませんでした。むしろ割と王道ロック(ロックという言葉は最近あまり使われませんが)かと。英国ロックと聞いてプログレやパンクやメタルを思い浮かべるかたにとっても、新鮮な空気が味わえると思います。リアルエールとお料理もとても美味しいし、居心地もバツグンです!フラリと立ち寄ってみてください♪

お店の情報

Nonsuch公式HP:http://beerpub-nonsuch.com/index.html