美味しい軽食に舌鼓を打ちながら、とびっきりセンスの良いアートやライヴが楽しめる!雑司ヶ谷 カフェ・ソレカラ


記事作成:板垣有(記事一覧

音楽をこよなく愛す、走るライター。
学生時代は水泳で日本選手権に出場した体育会系。

現在はメディアのゴーストライター、雑誌、本、ムック本などを執筆しています。

フルマラソン完走。

 

 


 

コミュニティをつなげる

雑司ヶ谷 カフェ・ソレカラ

知人を介した繋がりから、筆者も何度もお邪魔しているカフェ、ソレカラ。人懐っこいマスターと、しっかりしていて可愛い奥さまが切り盛りしています。最初に訪問した時からとても居心地の良い和やかな空間で、集まるお客さまもディープで魅力的な方々ばかり。今回、取材で改めてマスターご夫婦のお店への想いに触れ、そういった居心地の良さの理由もわかったように思います。ソレカラは「コミュニティをつなげる」というホットな想いを持ったカフェなのです!

可愛いマーガレットたちがお出迎え

東京メトロ雑司ヶ谷駅、都電荒川線鬼子母神前から歩いて数分、オレンジ色のストライプ柄の屋根が目印です。手入れの行き届いた植木がエントランスを飾り、明るい雰囲気で出迎えてくれます。お花はマーガレットがメインでした!


店内は整然としていますが、小さなインテリア一つ一つがとてもお洒落。店頭の植木のお花やインテリアは全て奥さまの趣味で、手入れされているのも奥さまなのだそうです♡店内のインテリアに関して言えば、ギリシアのサントリーニ島のイメージで、「白、オレンジ、青」の3色を基調としているのだとか。

ちなみにお店のロゴもサントリーニ島のイメージで作られているそう。ソレカラの「O」がオレンジの太陽になっていますね!フクロウは豊島区ゆかりの鳥として描かれています。(ちなみにお店の時計もフクロウの形をした掛け時計です)

エスプレッソをアレンジしたドリンクと、手作りパンがオススメ!

食器は基本、ポーランド製。コーヒーカップだけは例外で、益子焼なのだそう。飲み物はエスプレッソのアレンジメニューが多く、イタリアのカフェでいただけるようなお洒落なメニューばかり。

写真はマロッキーノというイタリアのカフェメニュー。「エスプレッソにチョコレートソース、カカオパウダーとフォームドミルク」(お店のメニューより抜粋)で、思ったよりも甘すぎず、かといって苦すぎず、パンや軽食、ケーキなどと一緒に食べても重すぎないのでは?と思います。

お持ち帰りしたクロワッサンとGALVANINA。食器などは我が家のものです・・。汗
こちらも我が家のコースターなどを使用しています。

奥さまの作る食べ物の美味しさも、この店の魅力の一つ。特に手作りのパンがとても美味しいのでオススメ!パン教室に通われていたという奥さまの作るクロワッサンは、甘すぎずふんわり香ばしいバターの香りがして、飽きのこない美味しさ。甘さとバターの量が絶妙なのです。聞けばフランス産のバターを使われているそう。テイクアウトで持ち帰っても、少しトーストすると香ばしくいただけます。お値段も150円とお手ごろで嬉しい限り!

店頭にはクロワッサンなどのパンの他にも、珍しいイタリアン・ジンジャーソーダ「GALVANINA」(600円)も置いてありました。イタリアでは食前酒としても飲まれているようですが、食前酒といっても、ノンアルコールでカンパリの原液のような不思議な味。日本のジンジャーエールとはだいぶ違いますが、なかなか面白い、クセになる味です。お酒に例えると、シャルトリューズに近い味♪レモンと一緒にいただくとサッパリ召し上がれます。気になったかたはお試しあれ。

お客さまを「喋らせる」仕掛けの数々

店内写真
店内右手奥の間仕切りには、ハービーハンコックの写真。

ライヴ演奏が入る際には、お店を入って左手がステージになり、右手がお客さまのスペースになるのだそうです。ライヴを想定して、インテリアは可動式になっています。テーブルの角が丸いところが「安全で良いな」と個人的に思いました。アート展に関しては、月に一度のペースで店内の展示内容が変わります。アーティストさんの紹介や、知り合いからの輪が広がっていくことで展示が続いていっているそうです。実はマスターは長年バンドでギターを弾いていらっしゃいます。店内の奥にはこっそりと?ギターが置かれていたり、また入口付近にはマラカスや打楽器が仕舞ってあったり、アボリジニの楽器(ディジュリドゥ)のレプリカが何気なく飾ってあったり…音楽好きを唸らせる(というか喋らせる?)仕掛けがたくさん♪話のネタに事欠きません。

ディジュリドゥ

展示のキーワード「kawaii」♡

ちなみに展示に関しては「kawaii」がキーワード。奥さまの感性に委ねられている部分も大きいようです。取材時に展示されていた海野まり子さんの切り絵(影絵)も、筆者の言葉でいえば「乙女ゴコロがキュンとする」(いい歳してすみません笑)絵・構図ばかり。「かわいい~」とキュンキュン、オキシトシンが出てくるようでした。笑。

ライヴに関してはマスターのお知り合いからの広がりで、なんと次回はラグタイム・ブルースのギタリストさんをお招きする予定だったとか!今回のコロナで延期になってしまっているようですが、筆者もぜひとも聴いてみたいと思っています。ラグタイムのような音楽を聴く機会がなかなかないですし、ギター一本でラグタイムを演奏してしまうというのも、とても興味深い。かつてイギリスには下積みミュージシャンが集って演奏するバーがたくさんあり、そういったバーがイギリスの音楽文化を支えていたのですが、そんな場を目指したいマスターの思惑もあるようです。

お宝ブックシェルフ!ピンときたかたは行くべし!

こちらがマスターの趣味の広さ、深さがわかるお宝満載のブックシェルフ。あれもこれも、「あ~!語りたい!!」と思ってしまうジャケットや本の数々。これらを見て語りたくなったかたは、ぜひご遠慮なくお店に足を運んでみてください!きっと楽しい会話が広がっていくはず。レコードのジャケットでは、ツェッペリンⅣのジャケットが大きく飾ってあり、下の棚には井上陽水さんや松任谷由実さんのレコードが置いてあります。

「エイジレス、ボーダレス&マルチカルチャー」な「つながりを濃くしていく」

カフェのオープンは2018年8月5日。お料理好きの奥さまとマスターが長年の夢を叶えて、旧知の街・雑司ヶ谷に店を構えました。マスターは先祖代々雑司ヶ谷に住まわれており、この地域のことをよくご存知です。「アートや音楽は(会話やコミュニティの輪をつなげる)キッカケになったら」。そう、展示のアート作品や音楽、CDや本、楽器などは全て、コミュニケーションの輪をつなげる、会話のキッカケとして置いてあるに過ぎないのです。「コミュニティのつながりを濃くしたい」との想いで、当初からアート展、ライヴ演奏ができるカフェをオープン。マスターの知人や地域のアーティストさんから紹介制で輪を広げて今日に至っています。「つながり」は世代や男女、国籍も関係なく、まさにエイジレス、ボーダレス&マルチカルチャ―。

カフェの使い方、カフェに求めるものは、その時々、人それぞれ。慌ただしい空間に紛れ込むのも良いですが、自分が楽しめる「何か」があるカフェはなかなか見つけられないですし、逆にそんなカフェを見つけたら何度でも行きたくなってしまうものです。「絵や音楽を聴いていたら、一人でいるよりは楽しいでしょ?」とマスター。「楽しい」と思えること、とっても大事なんですよね。感染症の時代だからこそ、そんな一見すると余分なものがキラキラ輝いて見える。

今回思ったこと。何故か同じ想いを持った人は、互いを呼び寄せるということ。私の周りには「地域」「コミュニティ」をテーマにしている方々が多いのですが、たまたま気に入って取材を申し込んだこちらのカフェでも、同じような想いを抱いていらした。大きな世界への一歩も、まずは身近な一歩を変えることから始まるのかもしれません。

ともあれ、お店に置いてあるものを見てピンときたかたは、ぜひ足を運んでみてください!きっと楽しい時間が過ごせますよ!

カフェ・ソレカラ

公式サイト

https://www.cafe-sorekara.com/


豊島区を楽しむマガジン「MIOSK(ミオスク)」はこちらで読めます!

vol.2 豊島区の中心でビール愛を叫ぶ

特集「まちの才能をビールであぶりだす」では、「おいしいビールの前では、年齢も性別も国籍も関係ない!豊島区の多様性を、『ビール』という切り口で紹介!」しています。豊島区にあるクラフトビールの工房や、池ブルックリン・プロジェクトのメンバー推薦のお店をご紹介しています。

PDF版はこちら

vol.1 豊島区で羊肉を巡る冒険

文化がチャンプルーする豊島区の面白い人・モノ・食をディープに、カオスに届けるマガジン「MIOSK(ミオスク)」第一号がついに発行されました! 「MIOSK」とは、豊島区にある山手線の5つの駅「目白(Mejiro)」「池袋(Ikebukuro)」「大塚(Otsuka)」「巣鴨(Sugamo)」「駒込(Komagome)」の頭文字をとったものです。 豊島区にかかわりのある有志のメンバーが、独自の視点で発掘した豊島区のおもしろ情報をお楽しみください!

PDF版はこちら