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あんこを通じて世界平和を実現する「日本あんこ協会」!
日本で唯一の“あんこ好きによるあんこの協会”、あんこを通じて地域振興と世界平和を実現する「日本あんこ協会」が豊島区・池袋にあると聞いて、スイーツ好きの池ブルックリン・メンバー3名で取材してまいりました♪
お話を伺った「日本あんこ協会」会長兼代表理事の「にしいあんこ」さんです!
記事作成:板垣有(記事一覧)
音楽をこよなく愛す、走るライター。
学生時代は水泳で日本選手権に出場した体育会系。
現在はメディアのゴーストライター、雑誌、本、ムック本などを執筆しています。
フルマラソン完走。
記事作成:かな(記事一覧)
pianist
池袋の音楽事務所代表
カフェラテとお菓子をこよなく愛するテレビにも出ているピアニスト🎹
池袋駅西口徒歩5分ほどにある「日本あんこ協会」事務所にお邪魔しました!
あんこさんに「私の街のあんこ(菓子)」を食べてもらい、コメントをいただきたい!
「豊島区」のあんこは、あんこさんにどう評価されるのでしょうか?!
持参したあんこ(菓子)を食べながら、お話を伺うことに
ちなみにメンバー3人が持参した地元・豊島区のあんこ(菓子)はー
かなさん→「松露ことぶきや」(東京都豊島区長崎4-4-8)さんの「くるみ大福」
めぐさん→野菜(ケール・チコリ・アボカド)を持参いただき、いたがき持参のあんこで調理しました。
いたがき→「伊勢屋」(東京都豊島区巣鴨3-21-17)の「塩大福」
(買う予定にしていた「すがも園」さんが当日お休みでした・・。)、
自作のあんこ、ぬか漬け、「あんこ揚げ春巻き」(あんこ協会さんオススメの食べ合わせの資料を頂戴し、その中から選ばせていただきました。)
いよいよ、あんこさんの批評!
さて、それぞれのお味のほどはいかがだったのでしょうか?あんこさんに率直な感想を伺いました!
かなさんの「くるみ大福」
目を閉じてじっくり味わうあんこさん。ひと口食べてから、中身をばらしてあんこだけを味わっていました。
人気店の評価やいかに?
「丸みのある甘さのあんこですね。砂糖の種類は実際に伺っていないので断定はできませんが、どちらかと言えば素朴な味わいで、なめらかなこし餡。餅生地がガッツリしてますね。くるみとゴマもガッツリ入っています。くるみにこし餡を合わせるというのは不思議だなぁ。食感から考えると粒あんでいく印象が強いので」
「あんこは油分が合いますね!ナニワさんという名古屋の製餡所さんが白味噌くるみ餡というのを作っていて、めっちゃ美味いんですよ。くるみと餡は合うんですよね。」
~個人的には、とても口当たりがよくて美味しかったです!
お店の情報はこちら
東京都豊島区長崎4-4-8
意外な「野菜×あんこ」の組み合わせやいかに?!
「世界のお万菜」主催、食の専門家のめぐさんは、苦味が特徴のケールとチコリ、あんことの相性がバツグンだというアボカドを用意してくださいました!
めぐさん「酸味よりも苦味のほうが合うと思ったので」との言葉に、
あんこさん「甘味(糖)を摂り過ぎた時にバランスを取るために、酸味か苦味というんですね。酸味はレモンどら焼きなんかで想像できるんですけど、苦味は盲点でした。補完する関係であるはずなので、合うはずなんですけどね。」
さらにめぐさん「体のことを考えると豆ってガスがたまりやすいので、フェンネルやミントなんかを一緒に摂ると、お腹が苦しくならない。クセのあるスパイス・・ディルとかハーブ類とか。」
アボカド×あんこは、アボカドの油分で不思議な味に変化!
「マヨネーズ×あんこも合うかも?」とめぐさん。
巣鴨の名店「伊勢屋」の塩大福
あんこさん感想「ここまでしょっぱいのは初めて食べました。だいぶ尖ったキリッとした塩気で、あんこの甘みが引き締まって良いですね。つぶし餡ですね。皮の残りかたがいい。舌触りが良い。
かなさんからは「みたらし団子みたい」という意見がありました。
お店の情報はこちら
伊勢屋
東京都豊島区巣鴨3-21-17
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132301/13021096/
あんこの可能性を広げる組み合わせ「ぬか漬け×あんこ」、「あんこ揚げ春巻き」
あんこさん感想「ぬか漬けは、もう少し塩気があったほうが、あんこと合うかも。奈良漬けとあんこは合うので。揚げ春巻き、美味しいですね!協会で作ったのが、生春巻きの皮で作ったんですけど、春巻きの皮でも作ってみたいと思っていたところでした!」
頑張って作っていった甲斐がありました^^;一人3本くらい食べるかな?と思って多めに作っていきましたが、実際にはかなりボリュームがあるので、1~2本でお腹がいっぱいになります。カロリーがけっこう高いです。
作り方は至ってシンプルで、あんこを春巻きの皮に包んで揚げるだけです!バラバラになると悲惨ですので、水溶き片栗粉で端っこを留めました。
あんこに関して、あんこさんの予想「糖度が53%くらいかな?」と仰っていましたが、これは割とドンピシャで、小豆250グラムに対して上白糖を280グラムくらい入れました。
※あんこさんに色々と食べ比べていただきましたが、普段からあんこをよく食べているあんこさんは、「大納言」と呼ばれている小豆から作ったあんこであれば、食感や味で小豆の種類が分かるそうです!
小豆のサンプルが事務所に置いてありました。
この中で大納言は「北海道産大納言小豆」「兵庫県産丹波大納言小豆」の2種類。これ以外に「北海道産契約栽培エリモ小豆」も食感で分かるのだそうです。ちなみに小豆は業界では「あずき」ではなく「しょうず」と読むのだそう!
※あんこは作り方によって味が全く変わってきます。同じ砂糖・小豆を使っても「渋切り、煮る方法、砂糖を入れるタイミング、練る時間」などによって味が全然変わるのだそうです。
せっかくの機会ですので、あんこさんに(豊島区以外の)全国区のあんこ菓子についてもオススメを伺いました♪
最近食べて美味しいなと思ったのは、北海道三大羊羹のうちのひとつ「標津羊羹本舗」さんが作る「あずきじゃむ」ですね。小豆の粒立ち、風味の残り方、ペーストとしての柔らかさ、甘味の表現の仕方、どれをとっても最高の逸品です。
あとは、京都の300年続く老舗「笹屋伊織」さんのどら焼も美味しいです。
月に3日間しか販売せず、昔ながらの製法を守っていて、形が筒状で生地が今風に言うとミルフィーユのように何層にも重ねられ焼き上げられています。そしてなんと生地には玉子を使っていません。もっちりした食感がくせになる絶品どら焼きです。
後編は「日本あんこ協会について」教えていただきます!
あんこを知り尽くしたあんこさんに、豊島区のあんこの感想をいただきました。
後編では、この「日本あんこ協会」について、もっと詳しく伺っていきます。