この記事は、池ブルックリン・プロジェクトが行ったクラウドファンディングに投資をしてくださった「RYOZAN PARK」へのお礼の気持ちを込めて、メンバーが企画・執筆した記事です。
「豊島区内で起業したい」「RYOZAN PARKを活用してみたい」という方たちにこの記事を読んでいただければ嬉しいです。
Contents
「名刺に『豊島区』と書きたい」―そんな想いを形にした杉江美樹さん
「会社の所在地は豊島区にしたい」という想いから、脱・銀座してRYOZAN PARK大塚に事務所を移転した女性がいます。
池ブルックリンメンバーの杉江美樹さん。
「銀座ブランド」を感じながらも、「脱・銀座」した理由とは?
RYOZAN PARK大塚を利用してみて、感じていることは?
1年を経て、想いを形にした美樹さんにお話を聞いてきました。
記事作成:織田博子(記事一覧)
食を旅するイラストレーター/マンガ家。
「世界家庭料理の旅」をテーマとして、ユーラシア大陸一周半旅行に行ってきました。
池ブルックリンでは絵と食べるの担当。
公式サイトはこちら
マンガ「世界を旅する母ちゃん 駒込で子育て」(しろいぶた書房)、旅のコミックエッセイ「女一匹シベリア鉄道の旅」、「女一匹シルクロードの旅」、「女一匹冬のシベリア鉄道の旅」「女一匹冬のシベリア鉄道 特製余録」「北欧!自由気ままに子連れ旅」「世界家庭料理の旅」「世界家庭料理の旅 おかわり」(イースト・プレス)出版。
生まれも育ちも豊島区
―美樹さんは普段どのような仕事をされているのでしょうか?
2014年に株式会社Work-F Styleを設立し、企業の人材育成・職場づくりのサポート(調査、アドバイス、研修やコーチングの実施など)をしています。
ー「豊島区で起業するってかっこいい、と思われるまちにしたい」という想いから、「としまぐらし会議」に出たということでしたが、そもそもなぜ「としまぐらし会議」に参加しようと思ったのでしょうか?
実は、生まれも育ちも豊島区なんです。
若い頃は渋谷や新宿で遊んでいたけれど、年を重ねるほどに豊島区の良さに気づき、今は「池ブルックリン・プロジェクト」で活動中!
ちなみに、おすすめのお店は池袋西口のベルギービールバー「ギボン」。
女性が一人で入ってもぜんぜん大丈夫。落ち着いた雰囲気のカウンターが好き♡
「銀座ブランド」を捨てがたかった美樹さんが決断したきっかけ
―としまぐらし会議を経て、思いはどのように変化しましたか?
起業した時から、「会社の所在地は豊島区にしたい」「豊島区で起業するってかっこいい、と思われるまちにしたい」と思っていたので、自分の名刺が「中央区銀座」なのがずっとひっかかっていました。
とはいえ、やはり「銀座ブランド」ってすごくて、知らない方と名刺交換をすると「銀座ですか!すごいですね!」と言われるんです。
なので、としまぐらし会議を経ても、起業したばかりで信用のない私にはなかなか「銀座ブランド」は捨てられませんでした。それで、RYOZAN PARKの経営者、のりさん(竹沢徳剛さん)に会った時に、もう今しか決断する時はない、と思って、「RYOZAN PARKに移ります!」と宣言しました。
「愛する地元で活動している」ことが伝わる豊島区名刺
―実際に11月に事務所を豊島区のRyozan park 大塚に移されたみきさん。名刺に「豊島区」と書き、配ってみた時の反応はどうでしたか?
実際豊島区に変えてみたら、なんてことなかったです。「大塚ですか!すごいですね!」と言われることは残念ながらないですけど(苦笑)、だからといって、なにかマイナスになるわけでもない。銀座にこだわる必要はなかったのかなって思っています。
引っ越したことをお客様にお伝えする時はどんな反応があるか少し心配でしたが、「地元、豊島区を応援しているので。」というと、逆に好感度が上がるというか、「へえええ!そんなことしてるの!」って感心されたり、「いつもfacebook見てるから知ってるよ。がんばってね。」と応援されたり。
イマドキは、地元とつながる・地元の活動をするということを良しとする風潮もあるので、かえって良かったと思っています。
RYOZAN PARKを活用してみて意外だったこと
―豊島区に事務所を移したことで、良かったことはありますか?
家から近いので便利です。また、RYOZAN PARKはシェアオフィスで、仲間や知った顔もちらほら。それが安心につながっています。
正直、最初は、ちょっと家具にこだわっているシェアオフィス、くらいにしか思っていませんでした。
でも、なんでしょうね、思っていたよりずっと落ち着くスペースで驚きました。
心地よい音楽が流れていて、打ち合わせしている方々の声もほどよく音楽に混ざって聞こえてきて。席もいろんな席があるのでその日の気分で選んでいます。
真ん中のスツールのような高い椅子のスペースはちょっと気分が高まっている時や急ぎの仕事をする時に。
壁際の広い机とゆったりした椅子は、落ち着いて考えたり、ゆっくり作業をしたい時に使います。
ひと寝りできるスペースもありますが、ここはまだ未体験ゾーンです。
そうそう、打ち合わせしている方の言葉を聞くと、英語だったり、どこかアジアの言葉だったりで国際色も豊かです。それが豊島区らしいなと思ってます。
―どのようにRYOZAN PARKを活用していますか?
お客様の会社や自宅で仕事をすることも多いのですが、集中して作業をしたい時に使っています。
また、仲間のイベントが時々開催されるので、時間が許せば顔を出しています。
「人からどう見えるか」ではなく「自分はどうしたいのか?」を大切にしたい
―これから名刺に豊島区と書きたい!と思う皆さんに一言お願いします。
自分の会社のオフィスをどこに持つか?
フリーランスの個人事業主の方や、起業したての頃は迷う方もいらっしゃるかも知れません。
私は、周りからどう見えるか?信用はどうなのか?を気にしていたので銀座にしたのですが、それよりも、「自分はどうしたいのか?」の方が大事だなと、今回のことを通じてつくづく思いました。
その理由がしっかりしていれば、どんな場所であっても、どんな形態であっても、「そういう人(会社)なんだ」と「人となり」「いきざま」が伝わり、信用よりも強い「信頼」につながるようにも思っています。
―今日はありがとうございました。
編集後記
美樹さんはお会いした時から「名刺に『豊島区』と書きたい」とおっしゃっていて、それから1年足らずで本当に事務所を豊島区に移してしまった。すごい行動力だなと思っていたけど、今回改めてインタビューしてみて、その行動の裏にある「自分らしさを大事にしたい」という想いを聞くことができました。
美樹さんの勇気ある第一歩は、この記事を読む人の背中を押してくれるのではと思います。
(織田博子)
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