最近よく聞くSDGsって何?わからないから、体験してきたよ!

「持続可能な開発目標」を意味する「SDGs」…なんだか難しい概念をゲームで体験

早いもので、来年は東京でオリンピックが開かれます。4年前、2020年の東京はどうなっているのだろう?と想像を膨らませたのが、まるで昨日のことのよう。想像以上に早く月日は過ぎていくものですが、2030年の世界をいま、少しでも覗き見ることができたなら。そしてその未来は、実は他でもない「わたし」が作っていくものだとしたら。その色は、形は、どのようなものなのだろうか。そんなことが「いま」体験できるゲームが、「2030 SDGs」なのです。

SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略です。2015年国連サミットで採択された17の目標と169個のターゲットで構成されています。17の目標には、「貧困・飢餓をなくそう」といった根源的なものから、「働きがいも経済成長も」「つくる責任つかう責任」「平和と公正をすべての人に」といった高レベルな目標までが含まれます。

と、書くと、次元が大きすぎてピンとこない、自分の普段の生活からかけ離れたものと思ってしまいがちかもしれませんね。ところが「イマココラボ」という日本の一般社団法人が開発した「2030 SDGs

というカードゲームを体験すると、自分の普段の生活や活動が地球に与える影響が見えてきます。私たち一人ひとりがプレイヤーであることがわかるのです。

2030 SDGs」は、「現在から2030年までの道のりを体験するゲーム」です。それぞれのプレイヤーにゴールが与えられ、それを達成するためにプロジェクトを行います。プロジェクトを行うことで、「経済」「環境」「社会」の状況メーターが変化していきます。全員がゴールを達成しプロジェクトを行うことで、どのような世界が出現しているか?状況メーターが現す世界がどうなっているかが、このゲームの一つのポイントです。

詳細な説明についてはこちらを参照

 

2030SDGsを池袋で体験してきたよ!

ということで、「2030 SDGs」のカードゲームを体験してきました!

2018年末、池袋近郊のとあるカフェ。
集まった人数は8名です。

プレイヤーは、各々のゴールがカードで決められます。
私のゴールは「悠々自適」のカード。
「最後に時間を15以上保持し、これを活用できる豊かな世界に住んでいる」というカードです。

ちなみに他のゴールカードには、「大いなる富」「環境保護の闘士」「人間賛歌の伝道師」といったものまでありました。

ゲームがスタートし、とりあえず時間が増えるプロジェクトを行い、自分のゴールを達成することでいっぱいいっぱい…という状態で前半が終了。
このゲームは前半後半と時間を区切って行います。
前半は7分で終了。

この時、私はまだゴールを達成できていませんでした。
そしてこの時点での状況メーターは、「経済」のみが飛び抜けていて(それでも一部に課題あり)、環境、社会のメーターはかなり悪い状況にありました。

後半で「全員で全体を見て動こう」という流れに

後半15分がスタート。

手詰まりな状況にあった私に、「時間が余っているから、あげるよ」と天の声が!
この時、ありがたく時間のカードをいただいた私ですが、このカードをくださったかたから、さらにある気付きの声が。

「これ、皆それぞれに自分のゴールを目指しているけど、状況メーターとかを見て全員で先を考えたほうがいいんじゃない?」

ここから全員で全体を見て動こうという意思が働き始めました。
社会の状況メーターが低すぎたので、これを上げられるプロジェクトを全員で探して実行しました。私もひとつプロジェクトを実行しようとしたところでタイムアップ!

結局はゴールを達成できたのが8名中7名(私もおかげさまで達成できた一人)、状況メーターの「社会」だけは低いままに終わりました。

何があれば自分は満足するのか?
自分の人生のゴールを設定し、それを達成するために何をするのか?といったことが、社会全体に影響を与えていくことがゲームを通してよくわかりました。
一人ひとりの行動が社会を動かしていくのです。
ゴールを達成するためには他人との交渉も不可欠。

そして何よりもこのゲームの醍醐味は自分のゴールだけでなく、全体の状況、全体のゴールを意識しながら動いていくこと。これを最初から意識して動けば良かったと後悔しました。

ゲームメンバーからは、「ゲームで使う時間とお金を全員で管理して動かす方法もあるのでは」との声も上がりました。
「それだと社会主義になってしまう」との意見もありましたが、個人的にはこの考えはとても面白いと感じました。
社会主義は理論の体系化に失敗しましたが、大きな政府の理論をこのゲームに持ち込むのも面白いのではと。
時間とお金だけでなく、ゴールも好きなものを選んでプレイするのもアリだと思いました。

短い体験でしたが、自分と世界との関係を見直す良い機会となりました。
改めて自分の目標を設定することの大切さも身に沁みました。

まとめ

また、なかには途上国の子どもたちを働かせるプロジェクトが紛れ込んでいることもファシリテーターさんに伺いました。
私たちが気軽に購入しているファストファッションブランドを作るために、少女が劣悪な環境のなかで働いているお話も。

経済だけを優先する社会は歪みが出ます。しかし経済的に豊かでないと、環境対策も社会的な取り組みもできないことも事実。

成熟へと向かう日本で、どのような価値観・ゴールを各々が設定して動いていくか。
私の、あなたの行動が、この世界を動かす原動力なのです。

実際に体験してみたい方へ

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