Contents
タニモクについて
タニモクとは、「参加者(他人)同士で目標を立てる」ワークショップ。
パーソルキャリア株式会社が構築し、オープンソースとしてサイトに公開している方法だそう。
巣鴨のRYOZAN PARK LOUNGEで試験的に開催
キュレーターは「ファンをはぐくみ事業を成長させる 「コミュニティ」づくりの教科書」(ダイヤモンド社)の著者、河原あずさん。
参加者は、巣鴨•大塚に展開するシェアオフィスを運営するRYOZAN PARK (リョーザンパーク)のシェアオフィスメンバー4人。20代から60代まで幅広くまた職種は英会話講師、マンガ家、広告代理店、不動産と多様なメンバーでした。
私はマンガ家ですが、今月に法人化を行うため、事業の目的を定めるきっかけになればいいなと思って参加しました。
ちなみにマンガ•イラストの仕事のほか、マンガワークショップ•料理イベント•講演のイベントの仕事、地域活性化の仕事をしています。
今回のタニモクのやり方
準備
•振り返りシート(去年の1月から12月)の作成
当日
各人30分の発表時間
①振り返りシートを参加者に配布
②自分の事業と振り返りシートの内容をプレゼン
③参加者からの質問
④他人目線の目標の設定
いざ体験

振り返りシートは30分ほどで作成。去年のGoogleカレンダーを見ながら振り返りをしました。
(他の参加者の方は、スマホの写真から思い出して行ったという意見も)
やっていたことを書き出したのち、それぞれのフェーズにタイトルをつけます。
•1ヶ月ごと
•3ヶ月ごと
•半年ごと
やってみると、私はざっくり
前半→家族の介護、連載や書籍化が重なり多忙
後半→夏休み(3週間、北海道で)、そのあと鬱になりダウン、インド旅行
という感じになりました。
仕事、プライベートをわけないで書き出すのがポイント。
発表
20分のプレゼン時間で発表します。
面白かったのは、仕事よりもプライベートの方に皆さんの質問が集中したことでした。
自分にとってプライベートのことはとるにたらないつまらないもの、という印象だったので、皆さんの質問にびっくりしました。
でも、他の人が発表した時は、やっぱりプライベートやその人の人間らしい部分が気になりました。
面白いことをやっている人の、その人生はもっと面白いだろうという気持ちから質問をしていたように思います。
意外だったタニモク
その質問を経た後、皆さんからタニモク…他人がつくる私の目標を付箋に書いてもらいます。
「好きなことだけ、ときめくものだけをやってみる」という目標が2人の参加者からでました。
マンガを描き、そこから派生してマンガの描き方を教えたり、料理イベントをやったり、好きなことだけやっている人生だと思っていたのでこの言葉が意外でした。
「好奇心が強く、いろんな事をする一方で、真面目すぎてそれを全てキッチリやってるみたい。少し方の力をぬいてもいいかも」
とのことで、自分の中に知らない自分がいるみたいで不思議な気持ち。
また、「違う価値観に触れたい、という行動原理がある」「多動なのに継続性がある、このバランスが絶妙」という、本質的な意見もいただけました。
30分という時間でしたが、今後10年の目標や自分の本質を教えてもらったような時間でした。
あずさんのグラレコ
話を聞いていた河原あずさんが、チラチラ参加者を見ているなと思っていたら、似顔絵付きのこんな素敵なグラレコを作ってくださっていました!

すごくかわいくて気に入ったので、何度も見るためにトイレに貼っておくことにしました。家族にも自慢できます!
2024年の私がこの1枚に収まっていて、客観視できるのもいいですね。2025年の私がもしこの2024年の私に出会ったら、「働きすぎだよ」と言いたいです。でも、この私ががんばってくれたから、今の自分につながっていると思うとありがたいです。親友ができたみたい。
他の参加者さん
プライバシーを考慮し、詳細の記載は控えますが、事業をはじめたばかりの人、25年も事業をやっている人、筋トレと肉の話しかしないから元気な人だと思ったら、心の中には繊細な悩みを持っている人など、その人の等身大がそこにあり、親しみが持てました。
感想
自分のことは自分では見えなくて、他人のことはよく見える。そのことを実感したワークショップでした。
また、他の参加者さんのやっていることや哲学を知ることができ、さらに親しみを覚えることができました。
今後の予定
4月にRZPで開催される予定だそうです。
詳細が決まりましたらこちらに掲載します。