「青春」をテーマとした映画を集めた「池袋みらい国際映画祭」の地域審査員として、池ブルックリンの織田が参加させていただきました!
記事作成:織田博子(記事一覧)
食を旅するイラストレーター/マンガ家。
「世界家庭料理の旅」をテーマとして、ユーラシア大陸一周半旅行に行ってきました。
池ブルックリンでは絵と食べるの担当。
公式サイトはこちら
マンガ「世界を旅する母ちゃん 駒込で子育て」(しろいぶた書房)、旅のコミックエッセイ「女一匹シベリア鉄道の旅」、「女一匹シルクロードの旅」、「女一匹冬のシベリア鉄道の旅」「女一匹冬のシベリア鉄道 特製余録」「北欧!自由気ままに子連れ旅」「世界家庭料理の旅」「世界家庭料理の旅 おかわり」(イースト・プレス)出版。
去年以上にレベルが高く、また全国から多様な作品が集まった今回の映画祭。
現役高校生の作った「新しい眼鏡を買わなくちゃ/幽かな光」、スタイリッシュなアニメーションの「月と幽体」など、バラエティーに富む作品群は、審査していてとても興味深かったです。
どの作品もよかったのですが、織田が印象に残ったのは以下の2作品。
素晴らしい作品でした。現代の悲劇は、小さな憎しみが鬱積していくことで生まれるのかもしれない、と、消しゴムのかすを見て感じました。象徴的なモチーフでした。
ストレスの多いコロナ禍において、消しかすのような悪意はそこかしこにあるように思います。
そのモチーフを美しく昇華させる演出が素晴らしかったです。
消しかすというモチーフにぴったりな小学校の舞台、そして小学生の子たちのリアルな感情(悪意や善意)が魅力でした。
スタイリッシュな線と淡い色合いが素敵なアニメーション作品です。
「明日を生きられなかった誰かがいる」というメッセージをストレートに受け取りました。
夜の飛行場という場所もロマンチックでとても素敵です。
Contents
受賞作品
2022年1月30日、授賞式がみらい館大明ブックカフェで開催されました。
受賞作品は以下の通りです。
一般審査員賞
地域審査員賞
特別審査員賞
どの作品も素晴らしい作品でしたが、この3作品が受賞されました。
地域審査員のコメントより
「ネガティブなものを乗り越えた、心に寄り添う作品が多く見られました」
「高校生からの応募があったというのが素晴らしい。(第6回にして初めて?)みずみずしい感性と演技でした」
まとめ
池袋から新しい才能を発掘していく「池袋みらい国際映画祭」。
実際に、第4回(2020)池袋みらい国際映画祭」で審査員特別賞を受賞した「相対性浪漫飛行」は、シネマロサ(池袋)で上映され話題を呼びました。
池ブルックリンのめぐさんが見に行っていました!
池袋から新しい才能が羽ばたいていく、すばらしいコンテストでした。