ナイスエイジ向け 豊島区「お蕎麦屋さん」めぐり旅 【番外編】「さようなら、ぼくらの君塚」

こんにちは。池ブルックリンでは「多様性のある街、豊島区」のさまざまなお店を魅力たっぷりにご紹介しています。

きょうは以前連載していた“ナイスエイジ向け 豊島区「お蕎麦屋さんめぐり旅」”の番外編をお届けしたいと思います。

「お蕎麦屋さんめぐり旅」の連載一覧はこちら

第1回で取り上げた「君塚」が本日、2023年5月31日(水)をもって閉店となり、その最終日の朝一番で訪問してきた際のレポートをお届けします。

ナイスエイジ向け 豊島区「お蕎麦屋さん」めぐり旅 Vol.1 「立食そばうどん 君塚」


記事作成:吉冨太郎(記事一覧

目白在住/広報スペシャリスト

旅と食と写真をこよなく愛する知命。星のソムリエとしても活動中。

 

 

 


 



「立食そばうどん 君塚」 さんは、昭和57年創業。ことしで41年目の老舗スタンド蕎麦屋さんです。

昭和57年(1982年)といえば筆者はまだ15歳。ベストヒットUSAを見ながら、アイドルのおっかけをしていた頃です。

このころの対象アイドルは薬師丸ひろ子さんと松田聖子さん。当時付き合っていた彼女がJAC(Japan Action Club)の俳優陣が大好きで、映画「伊賀のカバ丸」とか「龍の忍者」とかを観ていました・・・という昭和なお話しがどんどんできる時代です。

さて、話を君塚さんの最終日朝の風景に戻しますが・・・
池ブルックリンの仲間うちでは昨日、5/30に「としまらいふ」さんのこちらの記事を見ながら話題になっていました。

https://www.elitz-ikebukuro.jp/kimiduka-close/


この記事を見て筆者は「最終日はぜひ行かねば!」と使命感にも似た感情が沸き立ちまして、朝一番で訪問となりました。


実は筆者は私事ですが昨年5月に手術を受けまして胃の半分ちかくを切除しています。主治医からは「早飯厳禁。すする系の麺類も消化に悪いからNG」というドクターストップがかかっています。(この連載もVol.12で途切れているのはそのためだったりします)


が、君塚さんの最終日はぜひ行かねば、との思いが強く、術後はじめてのスタンド蕎麦屋さん体験をしてきました。

店舗外観
 

君塚さんは通常、朝は6時半開店とのことですが、この日筆者が午前6時少し前に店舗へ到着したところ、既に列が出来ていました。(店内のスタンド席は満席。店内にも数人がオーダー待ちで列を作っている状況)

お客さまは男性ばかりかな、と思っていたところ、店内には女性の姿も多数。6時過ぎから列をつくっていたお客さまは女性が増えてきていて老若男女、地元に愛されてきたお蕎麦屋さんなのね、ということを再認識させてもらえます。(女性が安心して入れる清潔さと雰囲気、そして味、値段という条件が完璧に満たされているお店だったということですね)

カウンターに並んでいてオーダーする場所に掲げられていた閉店告知。

君塚のオーダーの仕方は口頭。券売機はありませんでした。お会計も現金のみ。

トッピングの選択肢が幅広くて筆者は結局全種類制覇は出来ませんでした(関東だし以外にも「なにわ」という関西だしでいただけるそば・うどんもありますし、もちろん丼物やラーメンも!)。

この日も朝6時過ぎですでに「とり天」などのトッピング数種類が売りきれの状況でした。「きょうはキス天にとり天トッピングしちゃおうかな」と思って入店した筆者でしたが、かき揚げ天ぷらとキス天のだぶる揚げ物のお蕎麦をご依頼しました。680円

君塚さんの心遣いはこの正方形に切った「どんぶりの滑り止め」をお盆にさりげなく置いてくれること。これでカウンターの空きを探しながらトレーを持って歩く際、ドンブリがトレーを滑ることが無くなり格段に歩きやすくなります。食べる前に落下させる、こぼすなどの悲劇が無くなるこのちょっとした気配りが、同店の優しさの見える化に感じていました。

 

お蕎麦は相変わらず濃い目のお出汁と美味しい揚げ物に少し多めのお蕎麦。一杯食べるだけでお腹いっぱい心も満腹となれました。
ああ・・・明日からもう食べられないかと思うと、本当に残念でなりません。

長蛇の列が続く中、後ろ髪をひかれながらお店を出ました。
(もう一回並び直そうかと思いましたが、流石に満腹でできませんでした・・・)

今日まで本当にありがとうございました。 ご馳走さまでした。
さようなら、ぼくらの君塚。

店舗概要

立喰 そば うどん 君塚

〒170-0014 東京都豊島区池袋2丁目1−1