モンゴル映画「TRIO」上映会を開催しました(2024年8月17日)@みらい館大明

池ブルックリンにとって初めての映画上映会でしたが、たくさんの方にお越しいただき大盛況のうちに終了しました!

他の文化を知るのに、映画というのはピッタリですね。映像の中のちょっとした描写に異国を感じたり、逆に人間の共通する感情に心揺さぶられたりしました。

映画「TRIO」はダウン症の子どもを主人公に、無理解からくる差別を受けながらも、主人公の成長とモンゴル社会で生きていく上での課題を描いた作品。D・バトトゥムル監督(モンゴル)の圧倒的な映像美とすぐれた演出が光る珠玉の作品でした。

社会の中で孤立する母と息子。大自然の中で生きていくことを選び、愛情に満ちた生活を送ります。

しかし、ある事件が起こり、息子は窮地に立たされます。社会から隔絶した生活は、死と隣り合わせの厳しさも持ち合わせています。この問題は、遠く離れた日本でも直面している問題でもあります。

社会とは、福祉とは、そして幸せとは何かと考えさせられる作品でした。

「失われていくモンゴルの風俗を描く」作品であり、チベット仏教の風葬(鳥葬)や儀式などが丁寧に描かれていて、モンゴル文化が好きな人にはたまりません。

また、ほとんどセリフがなく、状況の描写で説明するところも魅力です。個人的にモンゴルの人たちの魅力の一つだと思っている「言葉でなく行動で示す」。モンゴルの雰囲気がよく表れています。

日本では2回目の上映で、関東では初。そのため、「見てみたかった!」という声を聞くことができました。

Contents

参加者さんの声

モンゴルを旅したので、モンゴルの風土や文化を感じる映画でした。そして、日本の文化にも通じるものがあると感じました。静かに心に染みる映画でした。

モンゴルの文化、社会問題、障がい者と色々と感じることができて面白かったです!

今まで見たことのなかったモンゴル映画を観ることができ、最後のお話でこの映画が作られたストーリーをお伺いすることができてよかったです。モンゴルについて知識はなかったので文字や言葉などが知らないことばかりで面白かったです。

きれいな映像に引き込まれました

素晴らしかったです!沢山の方に観ていただきたい映画ですね。一緒に観たい友人を思い浮かべながら観ました

モンゴルの美しい大自然と伝統文化を通して、母と子の心の機微、ダウン症への人々の見方、たくさん心を揺さぶられる映画でした。出会えてよかった映画でした。ありがとうございました。

モンゴルについて、まさにイメージでしか知らなかったと痛感しました。人間模様としても、多くを考えさせられる映画でした。

世界の多様性を体感出来たから。言葉は無くとも想いは伝わる事、改めて確信いたしました。日本にも(故)新藤兼人監督『裸の島』のような美しさに出会えました。素晴らしい映画🎞️をありがとうございました。感謝申し上げます。

はじめて見たモンゴル映画でしたが、素晴らしい四季折々の映像と音楽がとても美しく、また、物語の描写が、ステキでした。ダウン症のお子さんを持つご家族の思い。母として息子、娘をそれぞれを守りたい母の愛情に心を打たれました。様々な気づきと共に景色にひかれながら、感動の時間でした…ありがとうございました!

ダウン症のある人が出演、テーマとなっている映画に関心があり、またモンゴルの美しい景色を見てみたくて伺いました。自分の家族にダウン症があるのでお母さんが亡くなった一連のストーリーには考えさせられるものがありました。遺された子を支援する人が生活圏にいないこととその後の生活はどうしているのか?など。とはいえ僧侶の心のこもった儀式と妹さんの存在に救いがあり、観ていて不安になることはなく、風葬のこと、モンゴルの暮らしのこともしっかりかいま見ることができました。

モンゴルについての知識はほぼありませんが、興味が湧きました。障がいのある子がいるから人と離れた場所で暮らしているのかなと感じていましたが、息子さんが母の愛をしっかり受けとって、姪に伝えられているのもよかったです。(母の死後に少し成長したとも少し想像)

美しい自然が彼の寂しさや孤独を癒してくれているような、映像と物語のハーモニーが感じられました。また機会があれば改めて観たいですし、周りにも勧めたいと思います。モンゴルに住んでいるダウン症のある人、障がいのある人が少しでも暮らしやすくなり、この作品を通して世界中に愛が拡がりますように!

生きていくことは、自然の中で孤独に耐えて生きていくこと。最後には一人で死んでいく。その中でも優しさ、思いやりを持って生きていきたいと思いました。ダウン症をもっと理解したいと思いました。もっと社会が優しさを持って欲しいと思いました。

素晴らしい映画を鑑賞できて光栄です。スタッフも魅力的な方々でした。何回もモンゴルへ行っているほど、モンゴル好きです。仕事は障がい者の休日活動としてウォーキングを指導しています。以前からモンゴルは医療的支援の必要のない障がい者にとってモンゴルは居心地の良い場所だと思っています。いつか障がい者の方々をモンゴルへ連れて行きたいと目標にしています。この映画でますますその夢が近くなった気分です。

モンゴル映画上映イベント開催!

こんにちは!豊島区の多様な文化を面白がるプロジェクト「池ブルックリン」です。
この度D・バトトゥムル監督の渾身の力作であるモンゴル映画「TRIO」上映会を開催できることになりました!

「TRIO」はダウン症の子どもを主人公に、無理解からくる差別を受けながらも、主人公の成長とモンゴル社会で生きていく上での課題を描いた作品です。 映画監督のD・バトトゥムル氏が自らダウン症の主人公を演じ、映画プロデューサーのガンゾリック氏はダウン症の子どもを授かり、モンゴルのダウン症協会の会長でもあります。

フランスで開催されている、ハンディキャップのある人に関する映画祭FIFH(Festival InInternational Du Film Sur Les Handicaps)のオープニングを飾るほか、各国の映画祭にて多数の賞に輝いている作品です。

トレイラー

お子様の参加について
お子様のご参加を歓迎しています。
【PG-13】に設定されていますが、性描写や暴力シーン、残酷な表現、卑猥な言葉などはありません。人が自然に亡くなるシーンがあります。お子さんの視聴の際は保護者の方がご注意ください。
【PG-13】保護者が注意することが強く奨励されます。内容の一部は13歳未満の子供向きではない可能性があり、プリティーンには不適切な内容が含まれる可能性もあります。

映画の概要

映画『トリオ』TRIO(日本語字幕版)
監督・脚本・主演 D・バトトゥムル
公開年 / 2022年

《 人と自然・仏教・ダウン症 》
この三つのテーマを結び込み映像世界に表現した。
誰も置き去りにしてはいけない・・・製作陣の強いメッセージが伝わってくる。
モンゴルの空と大地に直接触れるかのような
美しい映像表現が、世界中の人々の心に
深く染み入っていきます。

タイムテーブル
午前の部

     10:15 開場
     10:30 上映開始
     12:00 上映終了

午前の部お申し込みはこちら

午後の部

     13:45 開場
     14:00 上映開始
     15:30 上映終了

午後の部お申し込みはこちら

アクセス
みらい館大明(東京都豊島区池袋3丁目30−8)  1階 114教室(大明スタジオ)
※クーラー完備
池袋駅からの行き方
要町からの行き方

主催
池ブルックリン

わたしたちが面白がれば、マチはもっと楽しくなる。カオスな豊島区をディープに伝える情報サイト。
豊島区で住む・働く有志メンバー「池ブルックリン」が発信する、豊島区の情報サイト。

「わたしたち自身が、豊島区の面白いところを発見する」スタイルで、楽しみつつマイペースに活動中。

ディープな豊島区の魅力を、楽しく遊びながら発信します。

ウェブサイト「池ブルックリン